境内ご案内 | 一本杉

狗留孫山修禅寺は、御嶽観音として広く知られ、真言宗醍醐派別格本山、狗留孫山霊場八十八箇所総本寺です。狗留孫とは梵語の音訳で「実に妙なる成就」を意味します。

心願成就のお山、狗留孫山(616m)は別称おだけ「御嶽」と呼ばれ、古来より修験道の霊山、観音霊場として弘法大師(開山)、栄西禅師(中興)など高僧が留錫されています。

霊験あらたかな真言密教寺院として藩政時代には、毛利家、毛利藩の祈願所でした。

260ヘクタールにも及ぶ寺有林は老杉古木うっそうと茂り、中でも市指定文化財「一本杉」は、当山の歴史を物語り、山頂からは日本海、関門北九州、瀬戸内海、長州連山の雄大な眺望が楽しめます。

なお、文化財保護法により全山が国の名勝に指定され、山口県立自然公園にもなっています。

駐車場から本堂までの道程は750m(徒歩20~30分)です。



本堂より遠く、九州の山並を望むことが出来ます。



山門下より「奥の院」さらには、山頂までの登山道も整備されております。

奥の院へは約950m

下関市指定文化財 天然記念物 狗留孫山修禅寺一本杉

平成元年1月12日指定

この杉は、「一本杉」といわれ、本堂前の仁王門下から左側に向かって約60m奥の地点にあって、推定樹齢約1,200年、胸高直径3.2m、樹高50mの巨木である。

一帯の原生林は、「狗留孫山樹林」と呼ばれ、300年から500年を超えるアカガシ群落などの照葉樹林が茂る。「狗留孫山」は文化財保護法によって、昭和15年8月30日に国の名勝に指定され、また、昭和37年3月1日には豊田県立自然公園にも指定されている。

 平成24年3月20日

下関市教育委員会